Atnelは楽しく暮らしたい

この男またやった。朝から夕方まで内定者研修をこなし、晩御飯の前後で勉強まで済ませ、もう今日はゲームやって本読んでアニメ見てやるぜと意気込んでいた。仕事をしていても仕事だけで1日を終えない、日々楽しいことをやっていたい、そんな理想の社会人像に近づけている、そう思っていた。

ここで21時頃の私の行動を振り返ってみよう。

私「いったんソファでゆっくりするかな」

一見なんの変哲もない典型的ゆっくりする人の行動のように見えるが早まってはいけない。このソファ、いわゆる人を駄目にするソファの類なのだ。無印良品の体にフィットするソファである。

「人を駄目にする」というキャッチフレーズはなかなかキャッチーなフレーズだと思っていたがそうではない。キャッチフレーズなんかではなくただの事実なのである。本当にこのソファは人を駄目にする。今まで何度このソファに駄目にされてきたか。私が「駄目な人」ではなく「駄目」になる日も近いだろう。

　　　　　　　

ここまで書いて何をやらかしたのか書いていなかった。駄目なのでどうか許してほしい。日付が変わるまで寝ていたのである。さらにゲームのチーム戦に出る予定だったがなんの連絡もよこさずに姿を現していない。これは本当に駄目。恐る恐るチャットを見ると代わりの人が出てくれてなんとかチーム戦自体は出来たみたいである。

ゲームの話だったり、相手が顔も見たことのないフレンドだったりで軽く捉えがちなのだが、約束を破っているのである。遊ぶ予定の友達が集合時間になっても現れず、数時間後に「ごめん寝てた」と連絡をよこしてきたら大体の人は怒るだろう。それと同じことをしている。人としてこういうことは無いようにしていかなければ。

駄目を人にするソファが出たらどんなものか確認せずに飛びついてしまいそうである。ソファで駄目になった人を人に復帰させるソファ。うーん、全く想像がつかない。

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