ジン好きとしてはジンの兄貴には有能なところを見せてほしいが、無能じゃないとジンの兄貴じゃないとも思う
今日はお酒を飲んだので日記なんて書かずにとっとと寝たいのだがグッとこらえて日課に勤しむとする。
これが今日飲んでいたお酒、NORDESというジンである。みんな大好き、ジンの兄貴だ。これはスペインで作られているジンで、ブドウが使われているのが特徴。これをトニックウォーターで割ってジントニックで楽しむ。
さて、このジンはどんなジンなのかというと、超、華やか。ビンを開けるとまるで香水のような華やかな香りが漂ってくる。実際にこれを香水として使ってる人がたぶん1人くらいはいる。
香りが強く特徴的なのでストレートやソーダ割りだと少し主張が激しいなと感じたが、トニックで割るとこれがスゴイ。私の足りない語彙力で一言で表すと、「南国」である。南国を感じるのだ。ハイビスカス?の香りがトニックと混ざって溢れ、甘口でンマイ。
ジンの中では変わり種な方で、Amazonで今見たところ値段は4700円と少し高いが、これからも常飲していきたいと思うくらい気に入っている。
なぜ、仮に古今東西でお題がジンの銘柄だったら2周目くらいには答えられなくなるであろう私がこんな変わり種のジンを知ったかというと、あれはまだコロナのコの字もなかった頃、大学の友人と忘年会と称して行った居酒屋にNORDESさんはいた。
友人が予約してくれた店で、店内はおしゃれな雰囲気で若者で賑わっていた。最初の数杯はビールを飲んでいたが、そろそろ別のお酒を飲むかとメニューを眺めているとジンが数種類書かれていた。ジンが置いてあるなんてなかなか珍しいなと思い頼んでみることにした。
他にどんな銘柄が置いてあったかは忘れてしまった。京都のクラフトジン「季の美」があったことは覚えている。その中でなんとなく選んだのがNORDESだった。私の中の情熱が自然とそうさせたのかもしれない。
注文して待っているとなんとワイングラスに入ってやってきた。店員さんによると「香りがいいので口の広いグラスで出している」とのこと。へぇ、なんか玄人っぽい。いつか自分もこう言えるように覚えておこうと思った。そして一口飲んでまんまと惚れてしまったというわけである。
こう考えると好奇心というのは大事だなと思わされる。もしも私が好奇心の欠ける人間だったらきっとメニューのジンの部分もサラッと見るだけで普通にハイボールとかを頼んでいたに違いない。するとこれから自分が一生飲んでいくかもしれないくらい気に入ったお酒とは出会わないのである。
いやぁ、レッツ好奇心。
#51