バイト再開

2021年10月1日、緊急事態宣言が解除され大阪の飲食店はアルコールの提供と21時までの営業が出来るようになった。私のバイト先は9月は丸々休業していて、その間バイトも無かったのだが再開初日の今日からいきなりシフトに入ることになった。

今まで我慢を強いられ酒に飢えた者たちが一斉に押し寄せてくるのだろか。いいだろうまたたく間に捌いてみせようなどと意気込むことはもちろんなく、最初はほどほどの忙しさでリハビリさせてほしいと怯えながら店へ向かった。

約1ヶ月ぶりの出勤だったので店に迷わずたどり着けるか心配だったが、なんとか5分迷っただけで済んだ。開店前にも関わらず既にお客さんらしき人が店の前に立っていた。ああ来るわコレ、酒に飢えた亡者たちが。わずかな希望も捨て出勤した。

予約を確認するとやはり入っている。数こそそこまで多くはないが8月に比べるととても多い。覚悟を決めて受けて立つ。新規もそこそこ来てコロナ以前のような賑わいがそこにはあった。世の中的にも店的にもとても素晴らしいことだがバイト的には嬉しくない。

しかし飲み屋街というわけでもない私のバイト先でもこれだけいきなり客が来るのだから、梅田なんかはどうなっているのだろうか。リバウンドがありそうな予感しかしない。ここからまた感染者数が増えて学生最後の春休み辺りで再び規制がかかるなんてのは勘弁してほしい。

再び感染者数が増えるんじゃないかと憂いてはいるが私も本心は飲みに行きたい。というか絶対行くだろう。程良さを意識して生きていく。

#136