覆水盆にカレーライス

カレーは中辛 布団は羽毛

睡魔へ、めちゃくちゃな生活リズムですいません

ずっと眠い1日だった。

 

昨日はUEFA チャンピオンズリーグ 20-21 ファイナルを朝の6時まで見届け6時半頃に就寝。12時半頃に起きてご飯を食べた。

 

ここまでは至って普通である。しかしここから睡魔の大暴走が始まる。

 

昼食後スマホを触りながら少しリラックスしていると、睡魔出勤。

 

どう考えても早すぎる。さっき退勤したばかりのはずだ。何かし忘れた仕事でもあったのだろうか。

 

16時前に起床。バイトに行かなければならない。

 

しかし眠いバイト中も睡魔が一切手を抜くことなく仕事をしている。睡魔がこんな昼間に仕事をするなんて人間でいう深夜残業のはずだ。月末で今月のノルマが達成できていないのだろうか。

 

とは言ってもこちらも仕事中。寝てやるわけにはいかない。すまんな睡魔君、その程度の営業では私は屈しないのだ。

 

バイトが終わり帰宅。フレンドとゲームを始める。しっかし眠い。なんだこれ眠すぎる。

 

睡魔は泣きながら土下座している。やめてくれ、そんな目で私を見ないでくれ。

 

いつもなら4~5時間はするゲームをわずか1時間程でやめてしまった。だからと言って睡魔の言いなりになるわけではない。今日はサイクルロードレースジロ・デ・イタリアの最終日。3週間に渡る闘いの最後を見届けなければならない。

 

その間も睡魔の攻撃は続く。なにやら縄のようなものを持っているがどうするつもりなのだろうか。

 

なんとか耐えながら、エガン・ベルナルの優勝を見届けたわけだが私に休む暇はない。テニスの全仏オープンが今日から始まっており錦織圭の1回戦を見なければならない。初戦からなかなか苦しんでいて接戦を繰り広げていた。

 

睡魔は首を吊ろうとしていた。寝てくれなければここで死んでやると私を脅してきたのだ。遂に私は睡魔に屈し、眠りに落ちてしまった。

 

気がつくと日付も変わり深夜の1時半になっていた。錦織はまだ試合中、フルセットの激闘になっていた。今まで寝ていたわけだが寝る準備をしなければならない。お風呂に入ったりと諸々を済ませると、なんとか錦織は勝っていた。

 

さて、1日中睡魔と戦い、実際かなりの時間寝ていたわけだが明日に向けて寝なくてはならない。ふと睡魔の方を見るとそこには憔悴しきった睡魔が今にも事切れそうになっていた。

 

待ってくれ。こんな時間に俺を1人にしないでくれ。今こそお前の力が必要なんだ。いくら呼びかけても返事はなく睡魔は既に虫の息だ。

 

私は睡魔をベッドまで運び布団をかけた。来月からはもっと計画的にこいつのノルマを達成させてやろう。しかるべき時間に寝てしかるべき時間に起きる。健康的な生活をすると決意し、1人午前3時の闇を彷徨う。

 

 

#12