ビビンバや冷麺をシメで食べれるだけの余裕が残せない
焼肉というものを知っているだろうか。その字面からは想像しにくいが肉を焼いて食べるのである。
しっかし24歳にして胃の脂耐性が確実に弱まっている。
子供の頃は焼肉といえばカルビで、カルビ!カルビ!とひたすら叫んでいたものである。カルビ以外の焼肉を知らなかったんじゃないだろうか。肉はサシが入っていれば入っているだけうまいと思っていたものだ。実際そんないい肉を食べる機会は滅多になかったが。
それが最近はどうだろう。脂っこいのは後から食べるのはキツいから先に食べようなどと考え、まるで嫌いなものは先に片付けようといった感覚でカルビやバラを食べている自分がいる。
もちろんまったく嫌いじゃないしむしろ最初の方のカルビやバラは1口目のビールのようにうまい。それなのにそこそこ食べたらそろそろカルビはやめとくかという考え、ハラミなどを食べ始める。
そしてしばらくするとお腹が苦しくなりもう食べられないとなるのだが、これが満腹からくる苦しさではなく脂から来る苦しさなのである。そのためこの時点ではもう何もいらない、突然災害に見舞われて1週間食べ物がなくても余裕で生きられると思いながら帰宅する。
数時間後に来るのである、しっかりめの空腹が。1週間どころか30分で限界である。およそ焼肉を食べたとは思えない程の空腹。今から焼肉と言われても喜んで言ってしまうだろう。
でももう寝るだけだしと言い聞かせ空腹に耐えながら眠りにつくのである。
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