マラソンや駅伝が人気ならロードレースももっと人気出ていいのでは?
ようやく日曜日に行われたUCI世界選手権を観ることが出来た。これはサイクルロードレースの国別対抗戦で年に1回その年の世界チャンピオンを決める戦いである。
去年は私の一番好きな選手であるフランスのジュリアン・アラフィリップが優勝していて今年もディフェンディングチャンピオンとして出場した。今年も優勝候補の一人で、大本命とまではいかないが4番人気くらいに付けていたので私も連覇を期待していた。
レースは約270kmのコースを約6時間かけて走るというもので200人近くの選手が参加したが完走したのは70人に満たない過酷なレースだった。
サイクルロードレースというものはスタートして逃げが決まるとしばらくはサイクリング状態となって目立った動きが起きないこともしばしばある。ましてやこのレースは距離もかなり長い方なので前半はあまり動きがなく暇だろうと私も思っていたし実況解説もそう言っていた。
しかし予想に反してレースは前半からまったく落ち着くことはなく見どころの多い面白い展開になった。ロードレースはただ速く自転車を漕げばいいわけではなく、戦略があるのでおもしろい。
結果を言ってしまうと我が愛しのジュリアン・アラフィリップが最後は独走し2位に30秒ほどの差をつけ2連覇を達成した。実況解説がアラフィリップが勝つにはこういう展開にするしかないという展開を見事に作って優勝した。
直近のレアルマドリードは引き分け、チーフスは逆転負けで贔屓の勝ちに飢えていたのでこの勝利はとても嬉しい。
この世界選手権で優勝するとこれから1年間世界チャンピオンジャージを着用することができる。去年アラフィリップが買ったときにアラフィリップ仕様のジャージは見納めだと思って買ったのだがなんと嬉しい誤算か。
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