覆水盆にカレーライス

カレーは中辛 布団は羽毛

【映画】たまにはクズじゃない藤原竜也も見せてくれ【鳩の撃退法】

※映画『鳩の撃退法』の内容に触れています。

 

 

以前隙間時間があったので予告を見て気になっていた『鳩の撃退法』を観た。率直な感想としては「なんか思ってたのと違うな…」だった。予告では藤原竜也(役名を忘れた)が黒幕的な感じで何か仕掛けをしていて、あなた達はこれを見抜けるか、みたいな予告だったはずだったのだが、言うほど藤原竜也は仕掛けていないし、黒幕というかどちらかと言うと巻き込まれる側の立場だったし、カリスマ系の役なのかと思っていたが結構クズだった。

 

内容自体はそれなりに面白かったような気がするが、予告が実際の内容と全然違うという印象が強く残ってしまった。しかしよく考えたら映画の予告なんてみんなそんなもんなのかもしれない。最近観た中では『ブラック・ウィドウ』、これは予告で、彼女はなぜアベンジャーズに入ったのか、という文があったが作中でそれについて一切描かれていなかった。

 

『シャン・チー』も副題に「テンリングスの伝説」と入っていたが、テンリングスという武器についての深堀りはほとんど無く、当たり前のように使いこなされていた。

 

まあどれも内容自体は面白く感じたので別にいいのだが、なんか違うなと思ってしまうのは思ってしまうので少しモヤモヤが残る。予告でおもしろそうと思わせチケットを買わせてしまえば勝ちなのかもしれないが、作品に対するリスペクトに欠けるのではないだろうか。制作陣や原作者が予告を見てどんな感想を抱くのか少し気になるところである。

 

でも作品をうまく紹介するのは難しい。私も時々映画や本の感想をこの日記で書いているが、全然うまく書けない。小学生の頃の読書感想文とか真面目に取り組んでいたら少しは違ったのだろうか。

 

 

たぶん、変わらないな。

 

 

#120