覆水盆にカレーライス

カレーは中辛 布団は羽毛

輝いた人生を送っている人のことを「ゲーミングヒト」と呼ぶことにする

この前電車に乗ったときのことである。私が座った隣に見た感じ50~60歳くらいの男性が座ってノートパソコンを開いて作業をしていた。横目でチラッと覗くとなにやら資料を作成しているらしく人工呼吸をしているイラストが目に入った。

 

人工呼吸は最近では感染症とかの関係であまりやらないようになったと聞いたことがあるけど、などと考えていたのだがすぐにそんなことはどうでもよくなった。なんとそのノートパソコン、キーボードが虹色に光っていたのである。

 

 

思わず目を疑った。おじさん、いやおじいさんと呼んでもよさそうな程の見た目をしていらっしゃるお方がまさかのゲーミングノートPC。しかもそれを使って救急の資料を作成している。おそらくこのPCを使う人は命を救うことよりゲーム内で命を奪うことを考えている人のほうが多いのではないか。

 

しかしどういう経緯なのだろうか。もちろんこのおじいさまがPCゲームをやっている可能性もある。昼間は命を救うための活動をしているが夜になるといかにうまく人を撃ち殺すかだけを考え、島を駆け抜けている可能性も0ではない。

 

それとも適当にネットで買ったらゲーミングノートだったのだろうか。いざ電源を入れた途端キーボードが虹色に光ったときの心境が実に気になるところである。子供が使ってたものが家に残ってたという説もありそうだ。これが一番可能性が高いかもしれない。

 

しかし気にならないのだろうか。電車で使ったときには少なからず人の目にそのレインボーが触れてしまうと思うのだが。まあそんなこと気にせずに光ってますけど何か?くらいのメンタルで生きていければ一番いいんだろうなと適当な悟りを開きかけたというお話。

 

 

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