覆水盆にカレーライス

カレーは中辛 布団は羽毛

サボっているわけではない、あくまで長めの休憩

今週のお題「サボる」

 

いつもより少し長めにフレンドとゲームをして解散した後、日課に取り組もうといつものページを開いたのが午前2時半を少し過ぎた頃だった。この時間にしては眠気を感じていない私の目に映ったのは「ブログをサボらず書いているあなたへ」の文字。昨日100日連続投稿を達成した私にはなかなかタイムリーな話題である。まるではてなブログが私を祝福してくれていると勘違いしそうである。

 

ここまでサボらずに日記を書いてきたわけだが今回のお題はサボっていることである。しかしこの私に限って何かをサボるなんてことは考えられないなと思っていたのは1秒も無かっただろう。すぐに今現在研究をサボっていることを思い出した。完全にサボり散らかしている。

 

普段は1週間に1回進捗報告をしこれからの方針を話し合うミーティングをしているのだが、お盆もあったため8月頭にあったミーティングで次回は9月の頭に行うことになったのだ。8月の中旬辺りで一度ミーティングはしないけど進捗を報告しておくということになったのだが完全にサボってしまったので期間に見合った進捗はもちろん生まれていない。幸いあまり厳しくない研究室なので、私は正直に少し休みすぎましたと、僅かな進捗に添えて報告した。そして今に至るのだが、また進捗が生まれていない。今日もアルバイトまで研究をしようと思っていたのにしっかりと昼寝を決め込んでしまった。進捗が生まれていないと言うと研究がうまく行かなくて成果が出ていないという風に聞こえるかもしれないがそうではない、取り組んでいないのだ。取り組んでいないのだから進捗が生まれるはずがないのである。

 

さあ言い訳を考えよう。このコロナの時代になって在宅ワークというものが増えてきている。私も家で研究が出来るように様々な機器を研究室から送ってもらい、極力研究室に行かないスタイルを採っている。するとどうなるか、普段寝たりゲームしたり本を読んだりする空間で研究もしなければならなくなるのだ。本来心も体も休まるはずの空間が心と身体に鞭打って研究をしなければならない空間にもなってしまった。こうなるとメリハリがつかない。普通なら研究室に行けば嫌でも研究モードに切り替わるが、家だとこれがなかなか切り替わらない。どうだろうか、それなりの言い訳になっていないだろうか。この症状はコロナ時代に新たに生まれた現代病として病名を付けてもいいのではないか。病気なら仕方がない、まずは休むことが大事である。

 

 

以前高校時代の同級生がこんなツイートをしていた。

 

コロナで在宅ワークになったけどダメだ。 

 

ちょうど私も新たな現代病に罹っていたところなのでとても共感した。そしてこう続く。

 

家だとメリハリが付かない。 

 

そうそう!やっぱり同じ症状に悩んでいるのは私だけではなかったのだ。いますぐ彼に連絡を取って共に病気と認めてもらうための運動を起こそうと呼びかけようとしたのだが、最後にこう続いた。

 

だから一生働けてしまう。 

 

思わず手に持っていたスマホを投げ出してしまった。怖い怖い。いきなり崖から突き落とされてしまった、あんなに仲良くしていたのに。私はそのツイートの主が意識高い系なんかではなく本当に意識が高い人であることを忘れていた。まさかこんな人間もいるなんて、本当に同じ生物なのだろうか。

 

こうして日記を書いていても研究の進捗は生まれない。冷蔵庫にある卵でも温めてみようか。もしかしたら内側から殻を破り生まれてくるかもしれない。進捗が。

 

 

#101